なんでも屋大蔵でございます

岡嶋二人「なんでも屋大蔵でございます」を読みました。 やっぱり岡嶋二人は面白い。 なんでもやるなんでも屋の釘丸大蔵は、犯罪や汚いことはしない。 暖かい人柄の大蔵の関わった事件を、優しい語り口で紹介すると言う形の連作短編小説。 岡嶋二人さん(といっていいのでしょうか)のほかの作品と同じく、崩れたところのない、安心して楽しめる小…
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ワーキングガール・ウォーズ

柴田よしき「ワーキングガール・ウォーズ」読みました。 総合音楽企業の企画部係長・墨田翔子、三十七歳、独身、仕事は出来るが人と接するのはイマイチ・・・ストレスの塊の彼女の周りには悪意や嫉妬が渦巻いている。 基本的に、女の嫌な部分がむき出しになっているような小説は好きではないのですが、これは好きでした。 根の部分が「素直でかわいい…
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輪違屋糸里

浅田次郎「輪違屋糸里」を読みました。 新撰組物は、いままであえて避けていました。 どれをとっても悲劇的な最後の気がして、ハッピーエンド好きとしては、ちょっと読みづらい・・・。 でも、糸里、吉栄、お梅、おまさ、お勝、女たちの視線から見た新撰組ということで、面白そうなので手にとって見ました。 女たちが強い! 男も女もみんな、逆…
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コンピューターの熱い罠

岡嶋二人「コンピューターの熱い罠」読みました。 岡嶋二人さん(たち、というべきなのでしょうか)の小説は全部読んだと思っていたのですが、これは読んでいませんでした。 ちょっと嬉しい。 内容は、20年前の「最先端」なので、確かに古いです。 パソコン通信時代の話なので、パソコンに詳しい人なら、この時代の古さが目に付くかもしれないで…
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ねこのばば

畠中恵「ねこのばば」読みました。 しゃばけシリーズ第三弾です。 相変わらず楽しく読めるし、軽いばかりじゃなくて、少し考えさせられるけれど、説教くさくないレベルにとどめているのがとても読みやすいです。 鳴家の騒ぎ方がかわいくて好きですね。 ただ、犬神や白沢、主要キャラが文章だけでは区別つかないです。 もうちょっと強い性格を持…
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小さき者へ

重松清「小さき者へ」読みました。 家族愛をテーマにした短編集です。 特に父と子という重松さんのよく扱うテーマに重点が置かれています。 そのため、読んだことがあるな~という感じが否めないですが、安心して読めるし、面白かったです。 私立中学を受験して失敗する話が多いですね、重松さんは。 子供が親を拒否したとき、親は何が出来るん…
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ネジ式ザゼツキー

島田荘司「ネジ式ザゼツキー」読みました。 御手洗潔シリーズです。 エゴン・マーカットが御手洗潔を訪れるところから始まります。 彼は記憶に障害を持っていて、新しい記憶が脳に留まらない。 その彼は、「どこかに帰りたいと思っているのだが、どこだか分からない。それがどこか、御手洗に導いて欲しい」ということだった。 エゴンは「タンジ…
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絶海

恩田陸、歌野晶午、西澤保彦、近藤史恵、この4人の作家による孤島を舞台とした推理短編「絶海」を読みました。 恩田陸さんが入っているということで購入したのですが、しまった!この「puzzle」はすでに読んでいた・・・。 無人島という「密室」はミステリの一つの定番。 そのありきたりな設定で、四人がそれぞれまったく異なる作品を作…
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パラレルワールド・ラブストーリー

東野圭吾「パラレルワールド・ラブストーリー」を読みました。 主人公敦賀崇史には恋人がいる。 崇史の記憶では、彼女とはすんなり惹かれあって付き合い、同棲を始めたはずだった。 しかし、突然脳裏を知らない記憶がよぎるようになり、混乱し始める。 何が本当の過去なのか、崇史は自分の本当の過去を求めて調べ始める。 この話、プロローグの…
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阿修羅のごとく

向田邦子原作「阿修羅のごとく」を読みました。 不倫をする未亡人の長女、夫の浮気に心を痛める次女、頭が固くてくつろげない、独身彼氏なしの三女、ボクサーの卵と同棲する、奔放で今時な四女。 自分たちもそれぞれ問題を抱えながら、父に愛人問題をどうにかしようと集まって相談する。 四姉妹は事あるごとに集まりますが、相談をしてもあまりに…
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リアル鬼ごっこ

山田悠介「リアル鬼ごっこ」を読みました。 王様の命令で全国の「佐藤」さんが皆殺しにされる。 陸上部の翼は七日間、残酷な別れを経験しながら逃げ続ける。 映画化されるようですが、ぴくりとも面白くなかった・・・・・・。 ターゲットの年齢層が違うんだろうか。 なんだか設定もと突飛さを狙いすげてリアルさに欠けています。 そして、意…
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クライマーズ・ハイ

横山秀夫「クライマーズ・ハイ」を読みました。 40歳になる群馬の地元紙記者、悠木が直面する様々な問題。 ギクシャクした家族との絆。 果たせなかった友人との山登りの約束と、その友人の行動の謎。 会社の一部としての立場と記者の使命感の狭間で揺れる気持ち。 社内の軋轢。 そして、日航機墜落事故という大惨事。 いろいろなテーマ…
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時生

東野圭吾「時生」読みました。 息子「時生」が不治の病で最期のときを迎えようとしているとき、主人公拓実は妻に「20年以上前に時生に会った」と話し始めた。 時生と名乗る少年が、すさんだ生活を送る若き頃の拓実の前に突然現れ、急に姿を消した当時の恋人、千鶴の行方を捜す拓実と行動を共にする。 いくつか印象深いシーンがあるけれど、一つ…
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手紙

東野圭吾「手紙」を読みました。 弟のために金が欲しくて衝動的に殺人を犯した兄と、兄の犯した罪によって人生を狂わされ続ける弟。 弟の直樹は、どれほど努力しても、思い通りの結果がようやく得られそうになったところで「強盗殺人半の弟」ということですべてがぶち壊されてしまう。 社長は「差別は仕方がない」と言った。 あからさまな差別もあ…
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流星ワゴン

重松清「流星ワゴン」読みました。 久しぶりに小説読んで泣きました。 ちょっと涙もろい・・・。 テーマは父と子。 近いから素直になれない、素直になれないからすれ違う。 近づくきっかけを失う。 きっかけはたくさんあったのに。 人生の岐路になった場所に主人公は連れて行かれながら、父と妻と息子の本当の姿を見ることになり、新…
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悪霊島

横溝正史「悪霊島」を読みました。 上下巻にわかれていましたが、それほど長くは感じませんでした。 孤島、謎の言葉、美しい婦人、双子、洞窟・・・入れるべき要素はすべて入れ、おどろおどろしく仕立て上げています。 作品としては、金田一が若い、前期の作品のほうが心惹かれますが、この小説ではおなじみの磯川警部の過去が明らかになり、またそれが事…
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見知らぬ妻へ

浅田次郎「見知らぬ妻へ」を読みました。 ちょっと疲れたおじさんたちが出てくる短編集。 面白いというよりは、読みやすい、切ない、やさしい本でした。 面白かったのは「迷惑な死体」。 気になったのは、ジョージと呼ばれる混血児をいじめる子供たちの過去と大人になった現在を表現した「かくれんぼ」。 いじめ、今でも問題になっていますよね…
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あかんべえ

宮部みゆき「あかんべえ」読みました。 宮部みゆきさんの本は、現代物より時代物のほうが好きなので、あらすじを読んで「時代物だ」と思って買ったのですが、「あたり」でした。 面白かった! 主人公おりんが病気で三途の川を渡りかけ、それ以来亡者が見えるようになってしまった。 両親が始めた料理屋ふね屋にいる5人のお化けさんたちと、なぜ彼…
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地下鉄(メトロ)に乗って

浅田次郎「地下鉄(メトロ)に乗って」を読みました。 はぁ、久しぶりの読書。 主人公が何度も過去と現在を行き来し、父の、兄の真実を見るという話。 どう展開していくのか予想が出来なくて、続きが読みたくて、いろんな用事をほったらかしで一気に読んでしまいました。 浅田次郎さんらしいノスタルジックな空気に浸ることが出来ました。 ただ…
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クレオパトラの夢

恩田陸「クレオパトラの夢」を読みました。 恩田陸さんらしい小説でした。 恵弥はどこかで見たことがあるキャラクターだな~と思っていたら、「MAZE」に出ていた神原恵弥だったんですね。 MAZE自体は恩田さんの作品の中では好きな方ではなかったのですが、神原恵弥は好きでした。 「クレオパトラの夢」は、登場人物同士が「クレオパト…
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